ベビーパークとは
ベビーパークは「幼児教室」ではなく「親子教室」
娘が生後2ヶ月から親子教室「TOEベビーパーク」に通いはじめました。
わたしも上の子が行っていた幼児教室(いわゆるお受験向け)しか知らなかったのですが、ベビーパークでは、子どもはもちろんのこと母親の教育がメインと言われる「親子教室」です。
娘が生まれてまもなくお教室を探し始め、赤ちゃんでも通える知育中心の幼児教室にいくつか体験レッスンに行ってみました。
その中でもベビーパークの「親子教室」というのが珍しく\無料体験レッスンに参加しました/
ベビーパークには2つの特徴があります。
- ママが育児について相談できる時間がある
- 子どもが能力豊かに育つための育児法(教育法)をおしえてくれる
たまたま家の近くにお教室がありました。
0歳から学べる多彩なアクティビティがあったり、叱らない育児を推奨していたり、講師の先生ととても相性が良く、好印象だったので体験レッスン後すぐに入会しました。
というわけで、本記事は親子教室「TOEベビーパーク」に通った経験をもとに
- 初めての子育てで育児法に悩んでいる
- 賢い子に育てたいからお教室が気になる
- 月謝は高いが評判も気になる
\こんな方に向けた記事になります/
この記事では入会して実際に教わったことをまとめています。
公式HPや口コミサイトには載っていない情報もたくさん放出します!
難しい言葉や思考法もありますが、できるだけわかりやすくお伝えできればと思っていますので、どうぞ最後までお付き合いください!
・0〜3歳→ベビーパーク
・3〜6歳→キッズアカデミー
ベビーパーク【0歳から始める教育?】
0歳から教育なんて早くない?と思われる方も多いと思います。
わたしも上の子たちの時は「子どもはのびのび育てて〜」なんて考えていました。
ですが、幼稚園に入った頃から、乳児期に教育してきたお子さんたちとの違い、を感じたことがたびたびありました。
ことばの習得もそうですし、理解力、表現力、手指の巧緻性など、いろいろな場面で若干3歳にして圧倒的な「差」を感じたのです。
その後、幼児教室に通うことにはなったのですが、小学校に入ってからはその差はどんどん開いていくことになります。
2人の育児をとおして、もっと子育てを科学的に、体系的に学びたいと思うようになりました。
そこで出会ったのが、ベビーパークの提唱する「育児法」と「3歳までの臨界期」という考えでした。
人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%完成するそうです。
0~3歳の育児のあり方がその人の性格・知能・運動能力に影響を与え、3歳くらいを臨界期としてその後では習得が難しいとされる能力が以下の3つ。
- 「視覚」
- 「言語能力」
- 「自己の感情を抑制する能力」
大人の目には見えない成長が赤ちゃんの脳の中で物凄い勢いで進行しているのですね。
(参考)2001年のユニセフ「世界子供白書」より
子どもが3歳になるまでに脳の発達がほぼ完了する。新生児の脳の細胞は多くの成人が何が起こっているかを知るずっと前に増殖し、シナプス(神経細胞相互間の接続部)による結合が急速に拡大して終生のパターンが作られる
【IQ】の高い子はことばの習得が早く、1歳代から自分の要求をダイレクトに伝えることができます。
親がそれを理解して話かければ、その子はまた親のことばを素早く理解します。
理解しあえるから叱らなくて済み、思いやり深い子になり、理想の叱らない育児が実現します。
保育と育児の違い
- 保育とは・・・生き物の命を守る最低限の活動
- 育児とは・・・動物的存在の「ヒト」を社会的な存在の「人間」に育てていく作業
赤ちゃんが獲得すべき次の感覚を偶然にまかせるのではなく、計画的に獲得していけるように配慮することが大切。
3歳までの適切な育児5つ
とてもかんたんそうで実際は難しいことばかりです。
理想論じゃん!と思いますが、意識して育児をすると自分の子どもへの向き合い方が変わります。
- 叱らない
- 命令しない
- 指示しない
- 否定しない
- 試さない
3歳までの教育とそれ以降の教育の違い
意識してみると難しいですが、わたしもまずは3歳まで、の目標を立てました。
自宅学習ではとうてい行き着くことがなかった理論……
ベビーパークで教わった定義がこちら。
3歳までの教育
- 良い脳を作る教育
- 脳の性能を高める教育
3歳以降の教育
- 出来上がった脳に知識を入れる教育
- 知識の使い方をトレーニングしていく教育
ベビーパークのクラス内容やレッスン時間
それでは実際のお教室の概要についてです。
クラス構成
娘が入室時は0歳だったので、Aクラス(2ヶ月〜8ヶ月)でスタートしました。
Bクラス(9ヶ月〜1歳3ヶ月)
Cクラス(1歳4ヶ月〜1歳10ヶ月)
Dクラス(1歳11ヶ月〜2歳5ヶ月)
Eクラス(2歳6ヶ月〜3歳)
レッスンは週1回/50分です。(月に4回)
1クラス3人~6人ほどで講師が1人。
講師はTOEの厳しい試験に合格したママばかりで育児の先輩・質の高い講師陣です。
教育熱心なお母さんが、みんなの力になりたいという思いから一生懸命勉強して講師の資格を取っているそうです。
Aクラス(2カ月~8カ月)
お子さんのレッスンの中心は身体能力の向上と言葉のインプットに主眼が置かれます。
お座り、ハイハイ、寝返りなど様々な運動ができるようにバランスよく身体能力を発達させるためには、どんな対応を家庭で行えば良いのかを教室のレッスンで実践してまいります。
ベビーマッサージなどを学んでいただくのもこの時期です。また短期記憶力や予想力などが芽生え始める時期ですからそれに即した遊び方をお母さんに学んでいただき、お家でやって頂く事になります。それがお子さんの発達を飛躍的に高めます。
また母子の『アタッチメント(愛着)』形成が極めて重要な時期ですから、あらゆる育児の基礎として、この形成の為の方法もお伝えします。Bクラス(9カ月~1歳3ヵ月)
『言葉の発達を促す様々なレッスン』『指先の器用さを向上させるレッスン』母親や大人の行動を真似る模倣反射も強くなってきますからこれを活用した 『躾の方法を学ぶレッスン』『探求反射から来る旺盛な探究活動を「決して叱ることなく上手に活用して能力を高めて行くノウハウを学ぶ」レッスン』 など、実にバラエティに富んだレッスンになってきます。2語文を話すお子さん。歩き始めるお子さん。など発達にも大きな差が生まれてきます。
『他のお子さんの発達と比較することなく、自分の子供の変化にのみ注目して、その発達に合わせた適切なレッスン』 を、教室でも家庭でも実施して行くことが大切です。そのやり方を学 んでいただきます。Cクラス(1歳4ヶ月〜1歳10ヶ月)
レッスンはどんどん多様化して行きます。楽しい制作物やゲーム、リトミックのような音楽に対する感性を育むアクティビティも増えてきます。
レッスンが進むことで言葉は250語~500語は理解できるようになります。(一般のお子さんの標準は100~250語です)1から10までの数が数えられるようになり、一人でボタンが外せ、靴が履けるようになり、ミカンを自分でむいて食べられるようになります。 何色もの色が分かるようになり、ほとんどこぼさずにモノが食べられるようになります。木製パズルができるようになり、積み木遊びもできるようになります。漢字もいくつかは読めるようになって行きます。
そのようなレッスンをまるでゲームをしているような感覚で親子で楽しんでいただきながら進めて行きます。 『自分の子どもの変化にのみ注目して、その発達に合わせた適切なレッスン』を、教室でも家庭でも実施して行くことが大切です。そのやり方を学んでいただきます。Dクラス(1歳11ヶ月〜2歳5ヶ月)
レッスンでの到達ゴールはぐんと高くなります。2000語以上の言葉が言えるようになり、英単語も100語程度は分かるようになり、数も50までは数えられるようになります。
手指の巧緻性と言った面では、お箸でご飯が食べられるようになり、1㎝程度の消しゴムを指先でつまめるようにもなります。そのよう になるためのトレーニングを楽しく行います。
ハサミやノリの使い方を覚え、色も10色以上は答えられるようになります。ハサミなどは危険ですからどのように使わせるかと言った母親としての育児ノウハウをレッスン時に実践で習得していただきます。 運動能力の面でも飛躍的に発達し始めますのでこの面での適切なトレーニングを教室や家庭で施さなければなりません。ボールを投げる。はしごを上る、平均台の上を歩く。三輪車をこげる。などなど 様々な経験をさせてあげる事で、バランスの取れた運動能力の発達を促すことができます。Eクラス(2歳6ヶ月〜3歳)
Eクラスでは、ひらがな50音が全て読め、両親の姓名や、自分の住所が言えるようになり、4文節の文章の復唱ができるようになります。
しりとり遊びが好きで何度も何度もお母さんとやりたがります。何度でもお付き合いしてあげて欲しいと思います。それが言葉の数を増やします。2,4,6,8,10と言った数え方ができるようになり、 10前後の数を2等分、3等分できるようにもなります。
「なぜならば」「だから」と言った因果関係を説明できるようにもなります。紙飛行機が折れるようになり、でんぐり返しが4回連続でできるようになり、立ち幅跳びで1ⅿ以上跳べるようになります。 他人の家に訪問した時は自分から礼儀正しいご挨拶ができるようにもなります。一人で着替えが出来、歯磨きもでき、食べ物をこぼしたら自分でふき取ることもできるようになります。
友達と自分達でルールを作って遊ぶことができ、公共でのマナーを意識できるようになります。そう言うカリキュラムが組まれております。いずれも幼稚園に行ってもできない子が多いですが、ベビーパークではEクラスで、できるようになることをゴールとしております。(ベビーパーク公式HPより引用)
レッスンの流れ
①マザーリング(お母さん必須の育児知識)
「マザーリング」の時間では、育児を楽しむライフスタイルを教えてくれます。
単なる実践的育児ノウハウを学ぶだけではなく、育児の質をあげるために大脳生理学や発達心理学の面からしっかりと理解できるように構成されています。
- いま、なぜそのような育児が必要であり、効果があるのか?
- いまの育児が将来どのような成果に結びついていくのか?
日々の育児に確信が持てるようになります。
育児は一人の人間を育てるという大事業で、精神的にも肉体的にも大変な重労働。
本来は家族みんなで取り組むべき、社会で取り組むべき事業ですが、ママが一人で奮闘されているのが現代の育児です。
少し視点を変えればこんなに楽しい育児はないのに、と思わせてくれる時間となります!
子どもを対象とした幼児教室とは違い、育児を学ぶ親子教室なのでどんな育児の悩みも解決に向けて相談にのってくれます。
ママが適切な育児を学ぶことで、子どもに余裕をもって接することができますね。
ママと子どもの関係が良くなることで知能の発達が促進されるそうです。
②はじまりのお歌とお返事
「ハローソング」英語のお歌から始まります。
娘は音楽が流れると、反応して目をキョロキョロさせたり、体をムズムズ……
講師の先生からは「音楽に特に反応が良いね〜」と言われていました。
お名前を呼ばれて「はーい」とお返事するといつもニコニコして自分の名前がわかっているようです。
④0歳児 知育レッスン
- フラッシュカード
- 手先を使った遊び
- 体を使った遊び
- 百玉そろばん
- 色、数字、物の名前
- 日本語と英語のお歌
- 絵本の読み聞かせ
などテンポよくすすんでいきます。
脳の発達過程に合わせた適切な遊びがあり、脳の発育スピードは劇的に向上するそうです。
子どもの興味に合わせて適切な遊びを行うかをママが学ぶ時間となっています。
子どもはただ楽しく遊ぶだけ!
お教室で教えてもらったアクティビティを色々活用してお家でも復習ができます。
⑤0歳児 体を使ったレッスン
- 色々な音楽や音を聴かせ音がする方向へ向かせるズリバイの練習
- 鏡を見せて自分に興味を持たせる
- 支えなしのおすわりの練習を察せる
- ゆらりゆらりブランコ
- 空中でうつ伏せにして平衡感覚を養う
- ハイハイレース
子供の集中力は5分ともたない!
次から次へ新しいアクティビティを行うことで集中力をきらさないよう工夫されたプログラムになっています。
ベビーパークのメリットとデメリット
メリット
- マザーリングの時間が有意義
- 「叱らない育児」で理想の子育てができた
- 家庭では不可能な多種多様な刺激を与えられる
とにかく自分では思いつかないような多彩なアクティビティを教えていただけるので、毎日家でもたくさんの刺激を与えてあげることができました。
また、元々叱らない育児をしていましたが、色々な育児法がありこれで良いのかなと迷うわたしの背中を押してくれたのが講師の先生の心強いはげましでした。
3歳までの子どもを叱ることは百害あって一利なしです。
ベビーパークに通ってみて一番感じたのは「言葉の発達が早かった」ことです。
2〜3ヶ月では難語をとても活発に発していて、特に音楽が流れると「あ〜う〜」と母音のような音を出していました。
6ヶ月で「パパ」「ママ」などの言葉を発して、講師の先生を驚かせました。
また短期記憶と観察力がとても長けていて、おもちゃやボールを隠すと一生懸命記憶をたどり、もののありかを見つけるのが得意。
見つけた時のドヤ顔がなんとも言えません。
\5ヶ月の頃にはハイハイレースでお友達をタッチしにいくようになり、毎回大喜び/
そのほか、百玉そろばんの玉を1つずつ順番に動かせるようになったり、絵本を集中して見たりできるようになったり、手先が器用で同じ月齢の赤ちゃんよりも良かったり、と効果は数えきれません。
完全な自宅保育でこれだけのことを刺激してあげられるとは思えなかったので、やっぱりメリットが大きいなと感じました。
デメリット
- 講師次第なところがある
- 食育の話は偏りがあって賛否ありそう
- 料金がやや高い
他サイトなどでは悪い口コミがあり、その内容が主に上記3つ。
講師の先生との相性はとても大切ですね。講師次第で印象がちがいますから……
曜日の関係で元の教室にこれなくなってしまったお友達が、他教室まで私たちの講師の先生をおいかけて行ったほどです。
また確かに食育に関してはちょっと腑に落ちないところもありました。
例えば離乳食は1~2歳から与えるとかアレルギーに対する考え方。
特に強制はされませんがいくつか考えが違う点があるのも事実です。
取捨選択ができる人は問題ないですが、全てお教室のいう通りに実践するとなると、ストレスに感じる方はいるかもしれません。
最後に料金についてです。
・入会金:15120円
・月レッスン費:15120円
・月教材費:1080円(A・Bクラスは教材費はありません)
【ベビーパーク】0歳から通ってみてのまとめ
ベビーパークに通ってみて、結論としては、わが家にはとても合っていました。
月謝はちょっと高いけど、子どもへの良い効果を確実に感じたし、親にとっても育児の勉強ができる貴重な場だと感じています。
ベビーパークの教え方が自分の育児方針に合うか、講師の先生が合うか、ご家庭の方針などもあると思うので、ぜひ無料体験レッスンに行って考えてみてください。
\ちなみに、パパと一緒にレッスンに参加することも可能です/
講師の先生から育児に関することをたくさん教えてもらえるので、パパ育にもおすすめですよ^^
無料体験レッスン後強引な勧誘とかもなかったので、すぐに入会したかったわたしは少し焦りました^^;
※3歳からは「キッズアカデミー」という幼児クラスに変わります。
最後までお読みいただきありがとうございました!